張子Tiger

強そうな動きだろ。シャクられてるんだぜ、それで…。

最強新弾だったAGOVと上期のデッキ紹介 パート2

 

前回の続き!(省略)

 

今回は復帰後初のレギュラー弾AGOVで出たカテゴリを主体としたデッキ2作について紹介していきます。

 

AGOV、ここ最近で一番剥いてて楽しいパックでした(25thシクリトルナイトを買ったその日の夜に取り置きの新弾から同じものを引いたのはまた別の話)

 

【偽典神話】

〇デッキコンセプト

AGOVで出たFA-ダークナイトランサーの”自分フィールドのモンスターに装備カードが装備された時に、相手のモンスターを対象に取らずに素材化する”という能力をフル活用したくてデッキを組もうと思ったきっかけでした。

 

今ではオフ会でもかなりの頻度で見かけるFAシリーズですが、発売当時は”罪宝”や”ホルス”等のカテゴリに皆注目しており、あまりFAシリーズは日の目を浴びてなかった気がします(かくいう自分も当たって初めてまともにテキストを読みました)

 

最初に思いついたのはデッキから容易に装備魔法を持ってきたり、罠で相手ターンに誘発して装備出来る”御巫”というカテゴリと合わせたら何か出来そうだな!というところから始めました。

 

じゃあ御巫をどう絡めてFAシリーズにアクセスするか…考えていたところ、オオヒメの御巫やアラベスクスと相性のいい未界域というカテゴリを合わせたら色々な方向に手が伸ばせそうだなとなり、デッキの肉付けが決まりました。

 

・オオヒメ→サーチ後に手札を効果で捨てるので未界域のトリガーになる

アラベスクス→出力した未界域をバウンスして御巫の展開、未界域の再利用

これらの効果で御巫+ツチノコorジャッカロープ辺りでランク3を組み、FAダークナイトランサーへ繋げつつ装備手段を確保する算段を付けました。

 

しかし御巫・未界域とアーマードエクシーズ関係のカードだけだと展開こそすれ、上の動き以外の柔軟性が取れなかったりフィニッシャーが無かったので色々と相性の良さそうなカードを探し、デッキの強度を高めることに

 

以下肉付けのため採用した枠について簡単に

・罪宝/スネークアイ…御巫の装備魔法やアラヒメをコストに充てた展開

         …サーチ先のローランがFAダークナイトの誘発に

・マジシャンズソウルズ+イリュージョンオブカオス…御巫カードをコスト化

                         …虹光の選択肢増強

・幻影騎士団…御巫を引けなかった時の未界域と相互作用でランク3に繋げるカード

      …幻影霧剣が上記カテゴリと交えることで+αの役割を

・イシズ関連…宣告者の神巫周りの補強兼妨害

      …スネークアイのリクルをもう1周したりアーマードエクシーズの再利用

 

〇このデッキでの初動、戦い方

初動として御巫カードに触れるカード、もしくはランク3にアクセス出来るカードを使っていきます

 

・宣告者の神巫(+未界域等)

 神巫NS効果で虹光落としてオオヒメ御巫サーチ

→オオヒメ効果でアラベスクスをサーチして手札コストに未界域を

→未界域で展開(ジャッカロープやツチノコ等)後、アラベスクスを未界域に装備

アラベスクス効果で御巫を展開しハレ/フゥリ効果で+αサーチ

→神巫+御巫でアーケティスSSし1ドロー(相手ターンに戻した未界域や迷わし鳥等をコストに1除去)

次ターン以降オオヒメ+未界域でランク3ルートに

 

・ランク3ルート

 上と同様御巫カード加えつつ未界域をコストにし、ツチノコをSS

→御巫(迷わし等)+未界域でインヴォーカーXS,効果でHCモーニングスターをSS

モーニングスター効果でヒロイックエンヴォイサーチし、HCナックルナイフへ

→ナックルナイフを自身の効果でSSし、効果で星4に変更

→HC×2でヘルフレイムバンシーXS,効果でスネークアイ・エクセルをサーチ

→エクセルNSし、効果で星1炎にアクセス(ワイトバーチやローラン等)

→インヴォ1体をエクシーズアーマーフォートレスにし、アーマードエクシーズ×2をサーチ

→エクシーズアーマーフォートレス1体でFAダークナイトランサーに

→エクセル効果で自身とバンシーを墓地に送りオークを経由し蛇眼の炎龍に

 

元々ローランにアクセスしていれば自分ターンはオオヒメで加えた装備魔法やアーマードエクシーズで装備化、相手ターンはローランやフルアーマードで1妨害

ワイトバーチ確保の場合は、炎龍をワイトバーチや(+αで展開出来た場合の横置き)マスカレーナで相手ターンに墓地に送りエクセルを蘇生することでローランが加わるので不意の妨害が可能です。

 

ちなみにアーマードエクシーズは雑に装備魔法かする他に、リチューアルチャーチのコストに充ててオオヒメ等の儀式カードへ変換したり、墓地からデッキに戻して再利用することもできます

 

〇デッキの終着点とこだわい

 

ここまで妨害やら展開やらましたが、結局どうライフ削るんだ?となりましたが、先のアーマードエクシーズ周りと、湧かせやすい星1群(スネークアイ/ジェット/マジシャンズソウルズ)を使ってアセンブリナイチンゲールに繋げてフィニッシャーにすることにしました。

LLはインディペンデントもこっちも悪さしかしないね

 

ちなみに装備先のおススメはこれ

ランク3で立つには打点と効果が優秀過ぎる……

 

アセンブリナイチンゲールを出して、エクシーズアーマートルピードを装備出来ると

・2500+素材×200のX回攻撃

・素材を抜き破壊耐性

・トルピード装備による対象耐性及び攻撃中の相手の妨害要素排除

 

といったフィニッシャーが生まれます。

 

こっちにフリチェ除去を決められたら、相手の御巫に対する処理札を使わせたということで反射ダメージや御巫神楽によるバーンショットで蹴りをつけましょう。

 

 

このデッキは60枚デッキですが、だいたいのカードが1枚で動いてくれる札が多いため事故率もほぼ無く、何かしらの初動に繋げて展開は出来ます。

引いた札で反発を起こすことが少なく、今回のブログには書いて無いような細かい全体的なシナジーを持って動きが取れるのでオフでデッキに困ったらこれ…!となりつつあります。

 

今後スネークアイや罪宝は強化が来るので、それらを交えてどんどん進化させていきたいデッキです。

 

〇余談:デッキタイトル

元々このデッキの主軸は別にあり、スピリットを軸にしてスネークアイにアクセスし、フィニッシャーがヒノカグツチ+No.58バーナーバイザーによる手札全損を狙っていくデッキでした。

 

その後紆余曲折ありスピリットの要素が抜け、代替のフィニッシャーやパーツが収まり現在の形に落ち着きました。

 

そこでデッキ名を、ヒノカグツチという本来の主軸に取って変わった代替の存在と僕が好きな某アニメのキャッチコピー『偽りの神に抗え―――』

この2つの要素を取り、偽典神話と名付けてみることにしました。

 

 

【冥界たられば娘】

 

〇デッキコンセプト

AGOVで出たカテゴリの一種、ホルスに固有効果と別に”自分の場の他のカードが相手の効果によって離れたら~”という効果を持っており、星風狼ウォルフライエと一緒に出して置いたら相手にどう処理するか?といったものを作りたくなり作成

 

条件さえ揃えば繰り返し使える強力盤面リセッター

ホルスの墓地から出てくる効果が永続じゃなくて起動効果なら…とこのカードと合わせる時だけ悔やみます

令和の第一の棺。なんか耐性も付けるしダメステ除去も持ってる。なんで?

 

ホルスさんちの化け物たち

まさか環境で活躍するとはね(想定外)

 

ウォルフライエを出すにはホルス4種のうち1体+星1チューナーで出力しようと思い、折角王の棺やイムセティが手札をコストに展開するならこいつと合わせようかなと

 

手札コストで起動する展開札と言えば!みたいな個人的代名詞

 

ガスタイグルが丁度星1チューナーなのでウォルフライエに繋がりますね。

 

〇デッキの初動、戦い方

 

このデッキは上の偽典神話と違い、初動らしい初動はありません

引いた札で出来ることをして戦うシンプルな構造、逆に言えばホルスやガスタ周りのカードをバランスよく引かないと厳しい所もあるのが現実です。

 

わかりやすいコンボということでは無いのですがホルスの横置き候補として

・ウォルフライエ(全体バウンスorホルス起動)

・ダイガスタスフィアード(次ターン自爆特効ラッシュorホルス起動)

・クリアウィング(ホルスに対する対象耐性シナジー

辺りを置いて、ふわっとしたロック盤面を作り、相手に選択を委ねる形になります。

 

〇デッキの終着点とこだわり

 

終着点らしい終着点は上の2枚とホルスを置くことなので、揃うまでのパーツも少なく、また一度作れればハーピィの効果で再利用しやすいのでサイクルを組んで同じ盤面を相手に押し付けることが出来ます。

 

 

と大層なこと言ってましたがだいたいはこのデッキの草案を見たフォロワーが色々教えてくれたことをまとめてました(デッキ紹介とは……?)

 

ロングゲーム化するときはハーピィが手札誘発/貪壺/緊急テレポート辺りを拾ってくれるので、リソース差でのじり貧負けを抑えて長期戦に持ち込めるところもGOODですね。

 

ホルスについては今後も強化が確定しており、だいぶヘイトを買っており

フィールド魔法で棺扱いになったりホルスをサーチしつつ素引きしたガスタチューナーと手札交換できる”王墓の石壁”が相性良さそうなので、もうちょい煮詰めていきたいところですね。

 

〇余談:デッキタイトル

デッキタイトルは東京たられば娘を文字ってホルス=冥界から、冥界たられば娘

 

ホルスの効果所謂”相手の効果によって~”のたられば効果で、自分の中で受動的な効果で主軸に組んでみたのはこのデッキが初めてかもしれないです。

 

個人の所感ですがアニメや漫画タイトルをパロディ的にデッキタイトルにするの、大喜利みたいで地味に好きなんですよね。

昔動画で出したデッキもそういうの多かったし(スプリットウィッチーズとか)

 

デッキ名ってあまりに難解なのも自己満な感じになっちゃうから難しいんですけど、苦心して組んだんだからそれなりに捻ってなんか名付けたい、そういうジレンマを抱えながら作ってはデッキ名を考える。デッキ名をつけるのもカジュアル界隈の醍醐味の一つだと思ってます。

 

今回紹介したデッキの遊戯王公式DBのリンクは下記に掲示します。

どうぞよろしくお願い致します。

www.db.yugioh-card.com


www.db.yugioh-card.com

www.db.yugioh-card.com

 

 

 

というわけで今回は最近のオフ会ではお馴染みになりつつある、AGOVで出たカテゴリを中心に組んだデッキ2つについて紹介となりました。

(なんだかんだどっちも2000字強行ってしまったので分割方式にして良かった)

 

どちらのデッキもツイートの140字以内だけでどういうデッキか、何がしたいデッキなのかちょっとわかりづらい部分もあったので、こういう形ですがまとめることが出来て良かったです。

 

時系列的に次回紹介する2つが一番直近で組んだもの、草案に近く改良余地が十分あるものについて書き起こしていく予定になっています。

なので完成度にムラがあったり、〇〇は入れないのか?みたいなツッコミどころがあると思いますがご容赦ください。

 

それでは、また次回