3年半ぶりの復帰と上期のデッキ紹介 パート1
お久しぶりです、アマナツです。
ブレーザーの感想ブログはどうなったんだ
遊戯王の記事を書くのはいつぶりでしょうか、実に3年半ぶりに遊戯王界隈に復帰しまして4,5か月が経ちました。
今年の5月頭に復帰して以来、ちょこちょこカードパーツを集めつつ個人主催のフリー集まりには数回顔出しをし、その後9月のAAオフで復帰後初のオフに参加したりと少しずつリハビリも終えつつあるかなといったところです。
AAオフや個人のフリー遊戯会に出た後は作ったデッキレシピをX(旧Twitter)で投稿していましたが、文字制限やツリー状になると見づらい点があったのでブログに雑記がてら残しておこうと思い、今回紹介記事を書いてみることにしました。
他のブロガーさんたちと違って、1つのデッキの深堀りや1枚1枚のカードに対する詳細なシナジー等を網羅することが厳しいため、ざっくりこんなことをしたいデッキだよっていう雰囲気が伝われば良いかなと思ってます。
(今回の紹介記事の書き方はフォロワーさんのニャッキさん @i_love_gizinka のブログを参考にしています)
目次
・【紺碧の帰還】
・【desire to control】
・【偽典神話】※パート2以降に
・【冥界たられば娘】※パート2以降に
・【不死之酉】※パート2以降に
・【不敬罪】※パート2以降に
【紺碧の帰還】
〇デッキコンセプト
リチュアが急遽新規カードとしてイビリチュア・ネーレイマナス+αの強化を貰ったことで、エンジンとしてのリチュアじゃなくて主軸としてのリチュアでデッキを組めるようになったことがスタートでした。
どんな新規でも嬉しいと思っていたが、後にも先にも自分にここまで刺さったカテゴリ復刻枠は無いんじゃないかと思う
大抵の方はご存じだと思いますが、ネーレイマナスは儀式召喚すると墓地から好きな水属性を釣り上げる効果とExモンスターとの戦闘破壊耐性、相手のモンスター効果の発動を無効にした上でデッキバウンスする効果の3種類を兼ね揃えています。
個を出すには墓地から釣り上げる水属性に何を使うか考え、儀水鏡でのリリース素材に最適なExのエジルギュミルや相剣大公-承影辺りのフィニッシャーと並べることで効力を発揮しやすいと思いそこからスタートすることにしました。
昨今のフリーチェーンで効果を打てる環境が生んだ化け物
②の効果のお陰で忘れたころに出てくれるのもGOOD
①のデバフが馬鹿に出来ず、ネーレイマナスで何度も呼び起こす筆頭
リトルナイトと横並びすると凶悪さが際立ちますね……。
〇このデッキでの初動、戦い方
このデッキは初動に大きく2種類(ディーヴァとリチュア・グリム)あり、
・ディーヴァ初動のパターン
ディーヴァNS,効果でネプトアビスをSS
→ネプト効果で竜騎隊コストで竜騎隊をサーチ
→コストで落とした竜騎隊効果で深海のミンストレイルサーチ
→ミンストレイル効果で竜騎隊と手札から切って相手ピーピングハンデス
→竜騎隊効果でムーラングレイスをサーチ
→ディーヴァ+ネプトで落消しのパズロミノをLS,墓地の水5体のためムーラングレイスSSし効果で2ハンデス
→落消し効果でムーラングレイスをレベル2にし、落消し+ムーランでギガンテックスプライトをXS
→ギガンテック効果でデッキからリチュア・グリムSSし効果でリチュア・アビスSS
→アビスの効果でヴィジョン・リチュアをサーチ,ヴィジョン効果で自身コストにネーレイマナス回収
→グリム+アビスでスプライド・スプリンドをLS,スプリンド効果で素早いアンコウ墓地
→アンコウ効果でビーバー×2を展開し、ビーバー×2で森のメルフィーズXS
→森のメルフィーズでデッキからキャシィサーチしエンドフェイズにキャシィSS
盤面:ギガンテック(3200打点)、スプリンド、森のメルフィーズ、キャシィ
(キャシィのサーチ先筆頭はラッシィ、次点で返しの獣王アルファ)
これでスプリンドのバウンス、森のの無効+攻撃不可付与、ラッシィ+キャシィの虹光orうきうきによる妨害があるので相手の展開スピードをある程度推し殺します。
(虹光なら墓地に行った時点で儀式魔法に触れるため、返しのターンでネーレイマナスを出す準備は出来ています)
・グリム初動のパターン
グリムリチュアNS,効果でリチュアアビスをSS
→アビス効果でデッキからヴィジョンリチュアサーチ,ヴィジョン効果でネーレイマナスをサーチ
→グリム+アビスでスプライド・スプリンドLS,スプリンド効果で素早いアンコウ墓地へ
→アンコウ効果でビーバー×2SS,ビーバー+スプリンドでギガンテックXS
→ギガンテック効果でデッキからゾンビキャリアSS
→ゾンビキャリア+ビーバーで森のメルフィーズXS,効果でキャシィサーチ
盤面:ギガンテック(3200打点)、森のメルフィーズ、メルフィーキャシィ
ディーヴァに比べてハンデスが出来てなく、スプリンドも残せてませんが、グリムはサーチ札含め5枚体制なのとSS対応しているため、ディーヴァ初動を潰された際に氷水のトモレラから強引に展開して初動を通せるという保険に近いルートになります。
〇デッキの終着点とこだわり
終着点はネーレイマナス+エジルギュミルor承影による水属性高打点フィニッシャーを並べて相手に大型を立たせる前に押し切るボードを作るところになっています。
エジルギュミルは単体で強いのとこいつ自身が墓地にいて、相手が墓地に触る展開をすると墓地から蘇ってくる使い勝手の良さ(相手が展開を躊躇すれば御の字です)
承影は単体では受動的な効果ですが、虹光やリトルナイトを横置きするだけで相手の行動を代償に墓地と場のカードを対象を取らずに触っていく点(及び打点変動効果による横置きシステムモンスターのサポートの親和性)
これらのカードを状況に応じてエジルラーンから出力し、氷魔鏡で相手のシステムモンスターを退けつつネーレイマナスで釣り上げてテンポを握っていきます。
なお初動で竜騎隊や素早いアンコウを素引きしているときにエジルラーンを握っていると相手の妨害札をエジルラーンに割きつつ初動を安全に通せるという地味な繋がりが個人的に気に入っています。
〇余談:デッキタイトル
昔からの僕を知ってる人ならデッキ名でピンと来てくれると嬉しいのですが、今までリチュアを使ったデッキのタイトルで【紺碧太夫】と名付けてずっと使っていました。
今では相手に判断を委ねるイビリチュア・テトラオーグルやその効果で落とした素早いアンコウ→素早いモモンガからのNo.64古狸三太夫も存在しませんが、自身の復帰の契機となったリチュアカテゴリのプッシュとデッキタイトルの継承という形で【紺碧の帰還】と名付けることにしました。
【desire to control】
〇デッキコンセプト
復帰後初めのデッキビルドパックで”VS”というカテゴリが収録されて、相手ターンにフリーに手札に戻ったり出てきたり、効果も取捨選択して打てる点のオールマイティな動きが面白そうと思ったのがきっかけ
・手札から見せる属性札に鉄獣戦線を使えば不足した色の使い分けが出来そう(炎:フラクトール、キット 地:ケラス 闇:メルクーリエ)
※メルクーリエは製作途中で不要と判断したためデッキレシピには無し
・好きなタイミングで手札を増減出来るカードがVSカテゴリに多いため、魔轟神獣ユニコールという古の制圧札が暴れられるのでは…?
(ケラス+魔轟神獣や鉄獣戦線の墓地コストに魔轟神獣が充てられる点も過程で発見)
制圧札の究極系みたいなこと書いてあるよね。これがDT産……?
結果VSユニコールという地獄絵図みたいな理論上最強みたいなデッキが誕生
〇このデッキでの初動、戦い方
このデッキでいう初動らしい初動もあまり無く、純VSのようにラゼンを通して闘神の虚像とラゼン、Dr.マッドラヴ辺りでアドバンテージを回復して、ヘヴィボーガーのドロー効果で鉄獣戦線、魔轟神獣パーツに触っていきます。
手札から出せるVSがラゼン・Dr.マッドラヴ共にアドを稼いでくので相対的にこいつがアド稼ぎの要―――
〇デッキの終着点とこだわり
VS要素でいなしつつヘヴィボーガーでパーツを集められたら、ケラス+ケルベに触れたらそこからユニコール+戦華双竜orシュライグに展開していきます。
双竜は墓地コストも少なく相手のハンドを増やしつつ妨害要素に+1出来る、シュライグは置き得カードで相手に除去されても次の展開札へ繋げられます。
ユニコールは上から踏まれると成すすべは無いのですが、闘神の虚像のVSがいると一番打点の高いモンスターを攻撃対象にしないといけない効果のお陰でユニコールを守ることが出来ます。
その他ユニコールの効果を通しやすくするため、効果解決時で手札を増減するカードとして…
・闘神の虚像(墓地から回収+1,手札からSS-1)
・VSヘヴィボーガー,ラゼン,Dr.マッドラヴ(ドロー,サーチ+1,手札バウンス相手+1)
・ティアマトン(手札からSS-1)
・焔聖騎士ローラン(手札から装備-1)
・vivid tail(場からバウンス+1)
・ディノミスクス,ツイツイ,弑逆の魔轟神(手札コスト-1)
・VSトリニティバースト(手札からSS-1~2,相手のモンスターバウンス相手+1~3)
これだけのカードをヘヴィボーガー+増Gで抱え込むことで好きな状況で手札を統一出来、相手が手札を変動させるために無駄にチェーンを組んだり発動する手順を変えるだけで十分テンポをかき乱せてるのでユニコールの術中にハマっています。
特にトリニティバーストは純VSではあまり見ないカードですが、このデッキにおいては自分の手札を吐きつつ手札調整のために正面にいる相手のモンスターを戻せる(任意であることが重要)上に相手からするとボードアドが消えるので理論上最強の1枚です。
難点があるとすれば、VSのカードパワーの高さとユニコールをフィニッシャーに置いてることによるロングゲーム化により、なかなかカジュアルのオフ会では使えてないことですかね……。
地味なこだわりとして昇天の剛角笛を採用したことです。
(なんかこれ出た時やたらこのカード流行った記憶あるんだけど)
ユニコール単騎で立っている時に、相手がとりあえず一体打点の高いの置いた後殴ってから考えるか~という展開を抑えつつ強制的にメイン2でユニコールと向き合わせられる札になるなと思い採用。
増Gで増えすぎた手札の調整用として相手の手札を増やせる点もGOOD
〇余談:デッキタイトル
ユニコールによる盤面の一方的な支配と増G,ヘヴィボーガーによるドローしてテンポを握っていくことからドロー=欲望を絡めて、支配欲として命名
ユニコールを出した瞬間にその盤面の主導権はこちらが握っているようなものなので、ある意味デッキ名がていを表してて丁度いいなと思いました。
★追記
今回紹介したデッキは遊戯王公式DBにて公開設定しています。
下記にリンクを貼り付けますので、どうぞよろしくお願い致します。
本当は1デッキ1000字弱で簡潔にまとめるつもりだったんですが、なんだかんだ2000字超えてしまったので各デッキ分割して2,3パート分けて紹介することにします!
もうしばしお付き合いの方をお願いいたします(これすら3日坊主にならないことを祈りながら)