張子Tiger

強そうな動きだろ。シャクられてるんだぜ、それで…。

ウルトラマンだって熱がるんだもの、仕方ないね【ブレーザー3話感想】

前回の2話からちょっと期間が空きすぎたので流石に重い腰を上げました。

アマナツです。

プライベートで旅行行ってたり夏風邪にやられてたりと色々あって、危うく3日坊主どころか2日失踪になるところでした。

 

1話は海老、2話は魚ときて今回はタガメですよタガメ

(アースガロンとタガヌラーの影絵がカッコよすぎる、毎度影絵が見れるのは良い文化)

 

前回はアースガロンがお目見えしいよいよ稼働する!というところで終わりましたが、今回のスタートはアースガロンを如何に実践で活用していくか、というある種お仕事もののところからスタート

 

機械は直感で動かすタイプの人間なので、この分厚すぎるマニュアル見るだけでめっちゃやる気無くす。

このガンガンに付箋やらメモ書きやら貼り付けてあるの業務マニュアル感満載で、前話に引き続きお仕事あるあるですね。

そんなアースガロンの模擬戦をミニチュアで実施するシーン、大の大人が真面目にシュールな絵面を繰り広げるだけで笑いがこみ上げるのズルいですね。

 

べたなギャグで笑わせるんじゃなくて、あるあるネタや真面目なシーンのシュールさで笑いを取りに来るシーン、どことなく日常の会話やコミュニケーションってこういうところあるよな~ってなりました。

 

脚本っぽさを感じにくく、フィクションの世界じゃなく本当にこんな防衛隊ありそうだなって妙なリアルさが出てきてて、個人的には好きなカットでした。

 

 

とそんな日常(?)シーンから唐突に隊長の過去回想が。

恐らくブレーザーになるきっかけになった場面の回想なんだろうな、ここ後でテストに出そう感満載。

 

後々本筋に入った時に詳しく邂逅のシーンは出ると思うので、その時までお預けって感じですね。

 

そんな中、世界各国に被害を出していたタガヌラーがついに日本に出没。

防衛隊で対処法を考察するシーンですが、虫嫌いからするとあのデザインはまぁ抵抗感しか無いですよね。

比較的緩めな顔つき(後に画像添付)ですが、節足部とか蛇腹っぽさのある腹とか妙なリアルさがあって苦手な人は苦手なんだろうなって感じしますね……。

 

このシーンでも虫嫌い感が全開に出てて、アンリ隊員が顔をしかめて処理法を考えるところがなんとなく職場内にゴキブリが出たみたいなノリでしたしね。

 

アースガロン出撃シーンとタガヌラーの暴れる見せ場

タガヌラーの見た目が今までのニュージェネっぽい緩めな造形をしつつも、過去のウルトラシリーズでよく見た昆虫系怪獣に馴染めそうな不思議な造形してて味があります。

 

どことなくマジャバを思わせる鎌や胴体の造りもあって、初めて見たデザインなのにどこか馴染みある怪獣っぽさが秀逸ですね。

 

 

そういえば今回のゲストで関さんが工場プラントの責任者役で出てたそうです。

謎に豪華なちょい役ですねwそれにしても声優って言われないとわからないそれっぽさがある配役である意味適材適所感

 

 

うおおおおおおおおアースガロンだ!動いてる!

 

この背景の炊かれたスモークバックにキメポーズするシーン、絶対メカゴジラオマージュだ……!

 

セブンガーは可愛さにウェイト割かれてるシーンが多かったですが、アースガロンはキメるところは決める、多彩なリアクションで笑いも取れると過去の経験が活かされてるのがわかります。

 

 

タガヌラーvsアースガロン

先ほどタガヌラーがマジャバっぽいって話をしましたが、このシーンもグレートのオープンセットみたいな抜けるような青空でなかなか迫力が。

 



今週の部位破壊キタ――(゚∀゚)――!!

ウルトラ怪獣アドバンスで出たキャラの可動部は劇中で部位破壊される宿命なんですかね……

 

何気に破壊された時にそんな痛がらないところや、断面から筋みたいな部位が出てるの無駄にリアルな虫感あって確かに嫌ですね。今ならアンリ隊員の気持ちわかります。

 

 

アースガロン撃破されたシーン、無駄にコミカルで草

 

アースガロン自体に意思がないはずなのにこんなアイコンが出てるってことは操縦者が出してるの?(困惑)

 

 

ようやく主役のブレーザー登場!

からのアッチチチィ……!

 

 

えぇ……(困惑)

リアクション芸人みたいなノリしてるのにタガヌラーにガン無視される始末の模様。

 

そろそろウルトラマンの神秘性が薄れてきそうです。

 

このシーンがさっき話したグレートっぽさ全開でめっちゃ好きなんですよね。

逆光に照らされて光が漏れ、先ほどまでコミカルに動いてた神秘性と縁遠いウルトラマンとタガヌラーがガチで戦ってるシーン、めちゃくちゃ名シーンに。

 

魅せ方ひとつでコミカルから殺陣に変わるシーンは見事の一言。

 

 

そうこうしてる内に今まで溜めてたエネルギーが急遽暴発。

ブレーザーアチアチ言いながら手で食い止めなければあわや内閣総辞職ビーム並の被害が出てたと思うとまぁこいつもヤベーやつなんだなと。

 

エネルギー砲みたいのぶっぱせずに自爆なんかしてたら割と致命的だったんじゃ…と跡からゾッとする展開ですね。

 

なんだかんだでこのエネルギー砲、雲を消し飛ばすくらいの威力はあるのでまともに食らってたらリタイアしてたんじゃないかなブレーザー

 



これで爆発の心配はなくなった!と言わんばかりのスパイラルバレードで串刺しに。

 

全開の串刺しのコミカルさと打って変わって殺意マシマシの刺しこみで一撃死しましたね()

 

それにしてもこのタガヌラー、見た目の緩さに反して生物っぽくない食生活(エネルギー直での摂取)、自爆上等のエネルギーの貯めこみ方、雲を消し飛ばす砲撃といいバザンガみたいな生物兵器っぽさを感じさせる不気味さが凄かったですね。

 

そもそもエネルギーの過剰摂取による自爆ってちょっと種の繁栄と矛盾したような存在なのが気味の悪さを加速させるし、間違いなく共存することが出来ない存在だと際立ちます。

 

もしかしたらタガヌラーの生態系として、レギオンが仙台を吹き飛ばしながら種を繁栄させたかのように、自身を犠牲に広範囲に種を拡散する生態系だったのかもしれませんが。

だとするとますます地球外来の生物っぽさに見えてきますし、今後のシリーズでの再登場に期待ですね。

 

 

 

次回は令和のスペースビーストことレヴィーラ回の感想を!早めに書き上げます…。